記憶の限りで恐縮だが
この年末年始に群馬県の
高崎市役所が災害対策と
据えた「或る取り組み」が
新聞に加えTBS系の
テレビ全国ニュース(JNN)で
市長コメントまで
放映されたと聞いた。
でもさ、それ、
約35年もの間、
「災害救助法」が
適用されたことが無い★
【群馬・高崎らしい発想】
に見えて仕方ないんさ。
★2014年2月の当ブログ記事で触れていたが
高崎市に災害救助法が適用されたのは
昭和57年の台風が最後と言うのが根拠
問題のWebページ
上記のリーフレット(PDF)
上記リンクに、高崎市の災害専用電話が
固定電話番号で紹介されているのだが、
電話番号の上に記載されている一言、
ここが大問題だと思う。
~引用開始~
避難の手伝いが必要な場合は電話してください。
市の公用車やバスを派遣し、避難所まで搬送します。
~引用終了~
第一印象として、
本気で災害が起きた時、
固定電話番号1つに対して、
受けられる職員居るのか?
ってこと。
電話マニアとしては、ここまでなら
固定電話会社の転送機能、PBXの機能、
更に昨今は、掛かった先は携帯電話とか、
幾つか「やりよう」は有るのだが、
高崎市から「どうやって電話を受ける」
かは明かされていない。そう、その手の
災害が迫ってみないと判らない不安。
そして、電話は当たり前のように繋がる
前提に立っている可能性が有り、
災害の少ない群馬県的な発想なのだ。
更に、上記の懸念がクリアできたとしても、
2016年の代表事例として、
岩手・岩泉・龍泉洞の老人介護施設で
痛ましい事態が有りましたが、
昨今の「ゲリラ豪雨」って、
公用車を動かす職員を
市役所など、車両置き場に
集めている暇なんぞ無い
と思うのだが。
2011年3月、東日本大震災の当時、
携帯電話会社が提供するEメール、
技術的には「パケット通信」による
”自動交通整理”が如何に巧く
働いていたかが判っていないと思う。
その後、結果的に東日本大震災の
4か月後、2011年7月に始まった、
携帯会社跨ぎSMS(旧名称:ショートメール、
および、Cメール)とか、更に今時ならSNSが
その辺の役割を担うと思うのだが。。。
ホンマ、能天気だと思う(なぜか、大阪弁)。
<8時加筆>
この手の電話は主に聴覚障がい者に
向けたメールまたはFAXによる
110番や119番通報のように
事前登録制、かつ、メールアドレス
および、FAX番号は一般非公開で
実施すると言うなら未だ判るのだが…
(PDF:高崎市等広域消防局の申請書)